飾らない場所

何者でもなくただ生きてるだけの、ここに居るだけの僕・私・俺

キャラのセリフに心動く時

かなり昔はアニメやドラマの登場人物が言ってる事に心動く人に対して

 

「でもドラマでしょ?作り物でしょ?」

 

なんて思ってたし、

セリフはその作品の世界だから成立すると思ってた。

 

でも月日が経つにつれて

物語の中だけの綺麗事だな。辻褄合わせだな。って思う事もあるのと同時に、

心動くセリフがある事にも気が付いた。

 

それは単純に物語に入り込めたり、

キャラの心情を汲み取れてる気がする事もあるけれどそれだけじゃなくて

 

今の自分が気になってる所や感じてる所に

普段ならなんて事ないセリフでも

入り込んでくる言葉があったから。

 

物語の中の事なのに

自分の心が左右されたり揺さぶられたりするのは

何故なんだろう。なんて思ってると

 

自分の中で一つの結論にたどり着いた。

「物語も誰か人が書いてるからだ。」と。

 

何を当たり前のことを言ってるんだと思うだろうが

すっかり自分の中で失念していた考え。

 

作品の中には

演者や脚本家、監督のような人が関わってて

そこにも想いを組み込んでる。

もっと言えばそもそも原作者だって想いを組み込んで書いて作品が出来てる。

 

その誰か人の気持ちが入った物語のセリフが

誰かの心に届く事に何の不思議も無いなと思えた。