飾らない場所

何者でもなくただ生きてるだけの、ここに居るだけの僕・私・俺

何者か だけの世界だと思ってた。

10代の頃は自分が何者かになれると思ってた。

 

と言っても、別に大きな事を成す存在って事ではなくて

ただ漠然と…大人になって、好きな事・やりたい事を仕事にして、お金を稼いで、税も全て払って、社会の中で歯車の一部になり、生きていけるとそう思ってたし、

それが普通で、当たり前で、大人だと思ってた。

 

でも実際には大きな流れから外れて、

自分が思ってた普通とは全然違う生き方をしてるのに

良いのか悪いのか、無情にも世の中の歯車の一部のままだった。

 

大人になって、自立してやっと社会の一員になれるものだと思ってたけれど

年齢も地位も関係なく、初めから社会の一部だった。

 

流れから外れても

守らなきゃならないルールはずっとあって

その制約の中でずっと生きてるだけだった。

 

うまく言えないけど

何者かかどうかで世の中は動いてなかったと痛感した。

上手く生きれなくても、生きる事しか許されてなかった。

 

そんな感じ。